スマホで読めて真の実力者になれる「世の中取扱説明書」

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IT企業のビジネスモデル「AbemaTVの行方」

どうも、「世の中取扱説明書」です。

 

IT企業のビジネスモデル「AbemaTVの行方」というタイトルで話していきますね。 

 

読者ターゲット。(読んで欲しい人)

タイトルに興味を持った人。

 

ゴール。(この記事を読んで得られること)

タイトルの意味がわかる。

 

では書いていきます。

目次。

1 ひろゆき氏の動画の要約。 

2 記事の引用。 

3 僕の意見。

4   AbemaTVへの提案。

a TVや他のネット系などがなるべく参入してこない番組作りをする。

b キラーコンテンツを作る。スター育成も。

c ユーザー参加型を考える。

5 AbemaTVの行方。 

 

1 ひろゆき氏の動画の要約。

 

まず以下の動画を見て下さい。

www.youtube.com

 

簡単に要約します。

 

 AbemaTVは200億円の赤字だそうです。

 

藤田社長は一致のマスを取ったらドカンと来ると言っており、今は投資の時期だそうです。

 

AbemaTVは制作費をかなり下げれば採算が取れるかもとひろゆき氏はいいます。Youtubeニコニコ動画も視聴者に作らせているので制作費はゼロであり、そんなところと戦って勝てるのか?と言っています。

 

AbemaTVはインターネットサイトと戦っておらず、TVと戦っているとひろゆき氏は言い、TVと戦ってはいけないとも言います。

 

ジャニーズTVは最強だとも言っています。宝塚はTVでも流れないけど何十年も続いており、マスに受けなくていいと言います。

 

Netflixのようにコンテンツで戦うのなら課金型がいいと言います。

 

AmazonPrimeの独自企画番組は優秀だと言います。吉本の人材は優秀なのです。

 

吉本は失敗をガンガン失敗しているけど(新しいことをやっているので)、他人の金でやっているから損をしないところが優秀だと言います。以上、ここまで。

 

2 記事の引用。

 

次に僕の以下の記事をお読み下さい。

 

yononakatorisetu.hatenablog.com

 

 

引用します。

 

目次。

6 番外編。(TV局、新聞社、出版社)

7 まとめ。

 

6 番外編。(TV局、新聞社、出版社)

 

番外編としてTV局や新聞社や出版社のビジネスモデルも見てみましょう。

 

a TV局。

 

収入源は広告収入であり、以下の流れになっています。

 

広告を出したいスポンサー→広告代理店→TV局→(制作会社)。

 

GoogleYoutubeなどと違って、スポンサーの種類が異なります。GoogleYoutubeは細かいセグメント層に広告を出せるので少額が可能であり中小企業や個人でも可能でしょう。

 

TV局の場合、CM料金(1回15秒)は8〜15万円☓視聴率 だそうです。

 

視聴率が15%であれば、15万円☓15=225万円になります。

 

60分番組であれば15秒のCMが24本流されます。1時間のTV局の収入は225万円☓24=約5000万円。(さらにスポットCMじゃなくCMを流す番組を指定するタイムになるともっと高いそうです)

 

これらを考慮すると、1日のCM収入は約8億円1年のCM収入は約2900億円となります。

 

ちなみに1本(15秒)のCM制作費は平均5000万くらいだそうです。

 

またNHK受信料が収益源です。年間約6800億円だそうです。

 

ユーザー課金している局として、インターネットTVのHulu(日本テレビが買収)やNetflixがあります。

 

AbemaTV(サイバーエージェントの局)はテレビ朝日と提携しています。

 

スカパーやWOWWOWもユーザー課金型です。

 

ライツ収入(コンテンツの2次使用により儲ける)もあります。テレビ東京ポケモン妖怪ウォッチなどのアニメ事業が強いようです。

 

その他の収益源として、民放各局はフジテレビは都市開発事業、日本テレビはスポーツクラブ事業、テレビ東京はEC事業があります。

 

テレビ局は総務省に公共の電波を利用しているということで電波料を支払っています。テレビ局は総務省による免許制度による事業なのです。

 

テレビ局全体の電波使用料は総計で34億4700万円であり、営業収益3兆1150億8200万円のわずか0.1%程度です。

 

国に入る電波使用料は約715億円(2012年度)であり、内訳は携帯電話事業者が72.3%、放送事業者はたったの7.2%です。

 

電波使用料を国は地デジ対策に主に使っており(45%)、国からTV局は補助金を受けているようなものです。

 

そのテレビ局の社員の給料は民放キー局の平均で約1200万となります。(電波使用料を携帯会社ほど負担をしない上に、免許制度の競争が乏しい環境にあぐらをかいてるのです。許認可事業ですから新規参入がありません)

 

 テレビ局は現在、急速に若者からの視聴率離れが起きています。

 

視聴率が低くなったら、CM収入に影響します。

 

TV局の重要要素は視聴率をいかに稼げるコンテンツを作れるか?と情報の正確さという権威と

電波使用料を抑えられる利点と免許制度です。 

 

コンテンツは専門の製作会社が作っており、GoogleYoutubeAppleなどと比べるとクリエイターの質や層が異なります。

 

なので情報操作もTV局はしやすいです。ネットだと素人が作る場合、正直に出す場合もありますし、誇張や演出では不利になります。

 

ただし情報の正確さとなるとネットよりTV局に軍配が上がり、TV局は日本では権威がまだ残ってますし影響力が強く、それが強みとなっています。(TV局はネットほどはウソをつかないだろうと思われているのです) 

 

以下の記事でも触れています。

yononakatorisetu.hatenablog.com

 

Googleを倒す検索エンジンの課題として、TV局のような権威づけ(正確な情報とか信頼性)が必要です。これがGoogleとの差別化になります。(だからこそWELQのようなサイトを認めるとGoogleは足元をすくわれるのです)

 

最後にTV局の弱点はスポンサーの意向を無視できない点です。

 

大口顧客がスポンサーだった場合、その大口企業の不祥事をTV局で大げさに報道できないかもしれません。(大企業はいざというときのためにTV局に普段からスポンサー料を払っているという見方もできそうです)

 

広告業全般に言えることです。スポンサーにかなりコンテンツが左右されるのです。

 

GoogleYoutubeなどは中小企業や個人などスポンサーも多様であり、額も小さい可能性があり、そこまでスポンサーの意向を受けにくいと言えるかもしれません。

 

TV局ではNHKは受信料ですし、HuluやNetflixやスカパーやWOWWOWは課金型なのでスポーンーの意向に左右されず比較的自由にコンテンツが作れます。(これは本来、強みなのです)

 

以上、ここまで。

 

3 僕の意見。

 

 AbemaTVのライバルはTV局です。

 

正直、コンテンツ産業という大きい枠組みで見ればアテンションの奪い合いであり、余暇時間の奪い合いなのでほとんどが競合になります。


TV、新聞、本、ゲーム、漫画、ネット、外食、旅行などどれも余暇を使って楽しむものは競合です。

 

ですがコンテンツ産業をもっと狭い枠組みで見ると、どの層がどの娯楽に余暇を使っているか?でビジネスを考えることになります。

 

TVは幅広い層に普及しており、一家に一台は最低ありそうですからいつでも見れますし、サッカーのような国民的番組にになると視聴率50%超えとかもあり、国民の半分近くが見ることもありえるほどリーチの幅がでかいです。

 

そして電波料が安いのでAbemaTVのようにサーバー代などの負担がかからず、放送できており有利です。(電波利権が解放されたら、TV局の競争が激しくなります。参入する企業は後を絶たないでしょう)

 

そこに真っ向から対決を挑んでいるAbemaTVは勝算が果たしてあるのかと負担になります。

 

僕は以下の記事に書いた通り、Netflixのような課金型がネット企業のTV局には向いているのかなと思っています。

yononakatorisetu.hatenablog.com

 

なぜならいつでも好きな時に短時間というか分割で見れるのがネットの強みであり、だからこそYoutubeニコニコ動画はある程度成功したと僕は考えているからです。

 

TVは録画をしないと好きな時に見れません。TVの前で待っていないと見れないリアルタイム方式はもはや時代遅れです。

 

Youtubeは15分ぐらいが多く、気晴らしに好きな時に見れます。

 

なのにAbemaTVはリアルタイム方式を使っています。ネットの優位性をまったく理解していません。(リアルタイムで放送された分を有料会員になれば後で見れるようです。つまり無料で見たかったらリアルタイムでTVの前に座れということです

 

またTVは昔から存在しており、権威が確立しています。

 

だからこそリアルタイム番組でも価値があると思い、わざわざTVに合わせる人もいるのです。(または視聴者の中心が機械に疎い老人(しかも暇)や暇な専業主婦などですから、リアルタイムで見れるのです)

 

しかしAbemaTVにはまだ権威がありません。

 

またYoutubeニコニコ動画はコンテンツを作るのが素人が多いですが、安い値段でコンテンツを作らせています。

 

AbemaTVは素人や参加者にコンテンツを作らせるという参加型の発想もありません。

 

まさに古いTV局と同じ戦い方をネットでやっているのです。

 

Netflixのように制作費をがんがんかけてそこでしか見られないキラーコンテンツを大量に作れば、有料課金を持続契約する層が増えるのですが、AbemaTVはそういうキラーコンテンツを作り有料課金する戦略ではなく広告費でコンテンツを作るようですね。

 

TV局と同じやり方なのです。

 

確かにユーザーが爆発的に増えて持続的に視聴されれば、広告を出したい企業が増えてその広告費で質の高いキラーコンテンツを作り、採算も合うようになるかもしれないですが不透明すぎますし、長い道のりです。

 

僕はまずリアルタイム方式をやめた方がいいと思うのです。時代に合っていません。

 

次にNetflixもAmazonPrimeもキラーコンテンツを囲い込み、成功していますがAbemaTVもキラーコンテンツを作る路線にシフトした方がいいです。

 

キラーコンテンツ(どうしても見たいし、そこでしか見れないモノ)があると視聴率は稼げます。TVはキラーコンテンツを作りたいですし、スター(音楽にせよ、スポーツにせよ)を作り、視聴率を稼ぎたいのです。(林修池上彰のようなスター解説者も作りましたし、野球の大谷選手のような華がある人はもてはやします)

 

後はユーザー参加型がないのもネットの優位性を活かせていません。TV局は一方向のメディアであり、それが弱点でした。ネットは双方向であり独自性がありますがその独自性を活かせていないのです。

 

AbemaTVの狙いが僕にはまったく分かりません。

 

「何をしたいのか?」がまったく見えないのです。

 

これだけ世の中においてアテンションの奪い合いの競合が多い中で、メディア産業を単に持ちたい、影響力を高めたいという理由が主にあって、AbemaTVを作ったとしか思えません。

 

Youtubeニコニコ動画Netflix、AmazonPrimeなどのネット系はもちろん、TVとも戦って勝つつもりなのでしょうか?

 

差別化という視点はどこにいったのでしょうか?差別化もなしに競合に勝てるのでしょうか?

 

4   AbemaTVへの提案。

 

僕がAbemaTVに提案する案は以下です。

 

a TVや他のネット系などがなるべく参入してこない番組作りをする。

 

AKB48はTV局が支配しています。

 

ひろゆき氏が言うようにジャニーズ番組はありかもです。根強いファンがいそうです。

 

または大学番組などどうでしょうか?

 

全国の主要な大学生をターゲットにした番組を作るのです。見る層はその大学関係者(卒業生や在学生など)になりリーチ層は小さいですが、確実なニーズがありそうです。

 

そして若者への投資(囲い込み)としての価値もあります。大学番組なら若者へリーチできます。

 

TV局の場合、個別の主要な大学は数が多すぎて網羅できませんがネットなら可能です。

 

TV局には老人と主婦層とたまに見る層(サッカーや紅白など)を任せればいいのです。同じ土俵で戦ってはいけません。

 

他には企業番組などもありでしょう。大企業が中心になるかもですが。。。 企業関係者への確実なリーチができます。

 

そもそもロングテール戦略はネットと相性がいいのです。まずはロングテールも拾って、視聴者を確実に増やしてAbemaTVの認知と接触を増やすべきです。(そして他の番組も見てもらうきっかけにするのです)

 

ネットはロングテールができます。それがネットTV局の強みです。TV局にはそれができません。

 

大学番組(数は100は超えるでしょう)や企業番組(同じく数は100は超えるでしょう)などTV局には無理です。(リーチ層も狭すぎて視聴率が稼げず、採算も合いません)

 

そういうロングテールコンテンツも地道に増やしていけば認知と接触と利用を広めることができます。

 

ところで、ジャパネットたかたは2016年にホームページの掲載商品を約8500点から約600点に減らしたそうです。(14分の1です)

 

月に2個売れるぐらいのレベルの古い商品を登録する手間がもったいないと思ったからだそうです。

 

Amazon楽天「多品種少量販売」が強みですが、ジャパネットたかたの強みは「少品種多量販売」であり、データ的には1000個の商品で売上の多くを占めていることが分かったそうです。

 

だから600商品と絞り込んだのですね。

 

「少品種多量販売」戦略もありますがネットの強みとは言えない気がします。どちらかと言えばTV局やリアル店舗など限られた棚や枠しかない会社の戦略ですよね。

 

b キラーコンテンツを作る。スター育成も。

 

コンテンツ産業の王道路線はキラーコンテンツであり、スターです。

 

多くの人が興味を注がれる対象(キラーコンテンツやスター)があると人は見ます。

 

そういう対象をTV局は独自に育てています。

 

Youtubeもヒカキンを育てましたが、ニコニコ動画にそこまでのスターがいたのか疑問です。

 

インフルエンサーも似ています。多くの人が良くも悪くも注目するという意味においてです。

 

Netflixはオリジナルドラマがキラーコンテンツであり、これが完成度が高いのです。

 

c ユーザー参加型を考える。

 

Youtubeニコニコ動画もユーザーが参加できます。

 

ユーザーが参加できると利用時間が増えます。愛着も湧きます。

 

ネットの醍醐味です。TVにはできない芸当です。

 

なんらかのユーザー参加システムを作る必要がAbemaTVにはあると考えます。

 

5 AbemaTVの行方。

 

以下の記事をお読み下さい。「テレビCMを超える可能性も?AbemaTVの広告が持つ力・ライブドアニュース」というタイトルです。

 

news.livedoor.com

 

一部、引用します。

 

まず、谷口氏はAbemaTVの概要を説明した。

 

AbemaTVは「無料」「会員登録なし」「24時間編成リニア型」の特徴を持ち、現在のチャンネル数は約20となっている。 

 

中でも、現在キラーコンテンツとなっているのはニュースだという。何か社会的なトピックが発生するたび、臨時ニュースを放送し続けた結果、何か起こるとAbemaTVの同時接続数が上がるようになった。

 

先ほど藤田氏の語っていた視聴習慣を作れつつあるようだ。

 

また、若年層をターゲットにしたドラマやバラエティなどのオリジナルコンテンツ制作にも力を入れている。

 

具体的には、「オオカミくんは騙されない」などの恋愛リアリティーショーを数多く展開し、10代を中心とした若年層女性を多く獲得。現在の男女比は半々で、10代から30代のユーザーが7、8割を占める。以上、ここまで。

 

僕の提案通りにTVの主な視聴者層とは真っ向から戦わない路線みたいですね。

 

10代から30代ユーザーが7、8割を占めるということから言えます。(若者取り込み策)

 

キラーコンテンツニュースというのも何が当たるかわからないコンテンツ現場を示しているようで興味深いです。

 

今後、AbemaTVはどうなっていくのでしょうかね。。。

 

参考・引用文献。

「売れる仕組みをどう作るか トルネード式仮説検証」