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書評・レビュー「ファイナンスこそが最強の意思決定術である」

どうも、「世の中取扱説明書」です。

 

書評・レビュー「ファイナンスこそが最強の意思決定術である」というタイトル記事です。

 

 

 

読者ターゲット。(読んで欲しい人)

この本に興味がある人。

ファインナンスの意思決定術に興味がある人。

 

ゴール。(この記事を読んで得られること)

この本を買うか、読むに値するかどうかの判断軸がある程度持てるかも。

ファイナンスの意思決定術の概要がわかる。

 

では書いていきます。

 

はじめに。

 

活躍できる人とできない人の差は「ファイナンス」。

 

1章。ビジネスキャリアを加速させる秘訣はファイナンスにあり。

 

世界で最も稼いでいるのはファイナンス業。

 

アセットアロケーション」から学ぶ。

 

2章。パラダイム・シフトに使うファイナンスの必要性。

 

ファイナンスの本質はモノの値段を考えること。

 

日本のファイナンスの現状を考える。

 

規模感をもう少しわかりやすく表現すると、日本の上場企業の時価総額の合計は約600兆円、米国のトップ5の時価総額の合計が約300兆円です。つまり、日本の上場企業の時価総額合計の半分が、米国のたった5社の企業の時価総額で賄われてしまう状態なのです。

 

しかも、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(グーグル)は、老舗大手などではなく、この20年間で急成長した企業です。

 

時価総額の大きさが全てというわけではもちろんありませんが、一つの指標ではあります。海外の企業に、日本の企業は規模でも勢いでも負けていると言ってよいでしょう。P59。

 

ICO時代に、ファイナンスを学ぶ意義。

しかし最近では、暗号通貨を発行することで資金調達をしようとする企業も増えており、こうした試みはICOと呼ばれ注目を集めています。P68。

 

3章。ファイナンスこそが最強の意思決定術である理由。

 

これに対して、「このボールペンが300円なんて高すぎる。本来、このボールペンには200円の価値しかない」と皆さんが思ったとします。このような、理論的にはこのくらいの価値なんだよなぁ...と思う金額のことを「理論価格」といいます。

 

この「理論価格」は、人によってかなり認識が異なってきます。しかし、その他大勢の人たちの需給バランスにより最終的な価格は決まるので(みんなが高すぎると思ってボールペンを買う人が誰もいなければ、ボールペンを作っている会社は値段を下げますし、逆もしかりです)、最終的には、モノの値段は理論価格に落ち着くことになります。

 

ただ、最終的にというのがくせ者で、いつのタイミングが最終かがわからないため、「理論上の価格」ということになるのです。

 

この「現物価格」と「理論価格」ですが、だいたい一致しないものです。また、その人その人の理論価格もまた一致しないものです。

 

モノの値段の認識というものは、人によって千差万別です。水にしても、ペットボトルに入っている水なら自動販売機でも100円で購入することができますが、砂漠で喉が渇いている人に対してだったら1000円でも売ることは可能でしょう。

 

このように、モノの値段の認識はかなり違ってくるものなのです。

 

ファイナンスの理論には「効率的市場仮説」という考え方が存在します。市場では、情報が瞬時に伝達されて価格に反映されるので、そこで実現する現物価格は常に正しい可能性が高いということです。

 

しかし、実際の世界では、なかなか情報が瞬時に反映されることなんてありません。「理論価格」と「現物価格」が大きく乖離していることなんてザラにあるのです。

 

つまり、世の中の「価格」が完全に効率的な状態にならないため、常に価格に対して、行動の選択余地があるのです。

 

具体的にどういうことなのかというと、「これは自分の考える理論価格よりも安いから買っておこう」とか、「これは自分の思う理論価格よりも高いから売ろう」、「これは今の時点では高すぎるが、もう少ししたら値段が下がるに違いないからいったん持とう」などという行動を選択し得る、ということなのです。P80、81。

 

意思決定の精度を高める3つのフレーム。

不確実要素。

代替要素。

判断要素。

詳しくは本書で。

 

ファイナンスの物語「わらしべ長者」 P98〜

アブを捕まえる(=シナジー効果

ミカンと絹の布の交換(=市場創造)

絹の布と馬の交換(=事業再生)

馬と屋敷の交換(=オプション取引

  

4章。ファイナンスの基本原理。

 

価格を決めるためのアプローチ(手法)の代表的なものは、次の3つです。P133〜

コストアプローチ。

マーケットアプローチ。

インカムアプローチ。

 

コストアプローチは、原価(コスト)をもとに価格を計算する手法です。

マーケットアプローチは、類似する製品が市場(マーケット)でいくらで売られているかをもとに計算する手法です。

インカムアプローチは将来のお金から現在価値を計算する手法のことなのです。

 

インカムアプローチは、別名「DCF法」とも呼ばれます。

DCF法は、企業がM&Aをする際に、企業価値を算定する手法として用いられるスタンダードな計算式となっています。

詳しくは本書で。

 

5章。ファイナンスで意思決定する。

 

実は不完全なDCF法。

 

リアルオプションという考え方。

 

「意思決定の柔軟性」の具体例となるオプションの例としては、次の7つの原理があります。それぞれ解説していきましょう。P164〜。

延期オプション。

拡大オプション。

縮小オプション。

撤退オプション。

スイッチングオプション。

転用オプション。

一時中断・再開オプション。

 

ストックオプションについて語る。P170〜。

 

ストックオプションとは、企業が従業員や役員に対して、あらかじめ定められた権利行使価格で会社の株式を買うことができる権利のことを言います。

 

オプションの価値を理解する。P181〜。

 

オプションの価値は、「本源的価値」「時間的価値」の2つから成り立っています。

 

「時間的価値」とは、わかりやすく言うと、「そのオプションが期限までに権利を取得することができるかもしれない価値」のことです。

中略。

このように、権利行使の期限までの間に、株価が上昇して1万円を超えるかもしれないという可能性を価値にしたものが「時間的価値」です。

 

オプションの価値はボラティリティ。P185〜。

 

「時間的価値」は何で決まるかというと、株価の変動率(ボラティリティ)で決まります。

 

30秒で自分を売り込む「エレベーター・ビッチ」プレゼン。P188〜。

 

その他多数の項目。省略。

 

6章。私のファイナンス習得法。

 

省略。

 

以上、ここまで。

 

ファイナンス知識が意思決定術にかなり有用だと分かりました。

 

類書はほぼ見当たらないと思います。

 

意思決定術にファイナンスを使いたい人はぜひ一読してください。

 

著者正田圭さんの他の著書「ビジネスの世界で戦うのなら、ファイナンスから始めなさい。」も読了したのですが良書でした。

 

 参考・引用文献。

 「ファイナンスこそが最強の意思決定術である」