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書評・レビュー「FUTURE INTELLIGENCE」 PART2

どうも、「世の中取扱説明書」です。

 

書評・レビュー「FUTURE INTELLIGENCE」PART2というタイトル記事です。

 

 

 

読者ターゲット。(記事を読んで欲しい人)

この本に興味ある人。

 

ゴール。(この記事を読んで得られること)

この本を買うか、読むかの判断軸がある程度持てる。

 

では書いていきます。

 

第7章。 瞑想。観察し、点と点をつなげる。

 

過ぎゆく一瞬一瞬を観察する。

見慣れた物の新しい一面が見えてくる。

マインドフルネスとは「観察する」行為である。

瞑想によって生まれた名作の数々。

失敗への恐怖をなくす「瞑想の効用」。

携帯電話はドラッグと同じ効果を生む。

短い瞑想でも脳は飛躍的に伸びる。

マインドワンダリングで自分の内側を旅する。

心をさまよわせる瞑想がクリエイティブ思考を促す。

 

第8章。 繊細。傷つきながら、深く感動する。

 

敏感な人ほどクリエイティブ思考である。

「人の心を揺さぶる」という才能。

SPSの高さは、主に高感受性尺度というテストによって測定される。その感受性には、感情だけでなく、認知や身体への刺激に対する感受性も含まれる。

 

アーロンの仮説によれば、この感度の高さは、刺激を心の深いところで処理することに起因するようだ。

 

SPSの高い人は良くも悪くも感情的な反応が強い。新しい状況で、立ち止まって確認する、戦略を深く考える、時間をかけて効果的な行動を計画する、引きこもる、といった行動が見られるのはそのためだ。

 

そうした感受性は認知の傾向だが、免疫系の反応にも影響する。感受性の高い人は、身体レベルでもカフェインや薬物や痛みからより強い影響を受けると言われる。

 

基本的に感受性は刺激を強化するため、感受性が高いことは恵みにも災いにもなる。つまり感受性の高さゆえに、人生はおもしろくなるが、過酷にもなるのだ。P172。

 

悲しみも深いが喜びも深い生き方。

感受性の高い人は自ら内省し、成長していく。

HSP尺度のトータルスコアの高さと神経症傾向にはつながりが見られたが、高い感受性は、神経症のせいではなく性格の特徴のようだった。

 

また、高感受性の人がすべて内向型だったわけではないことも、注目に値する。

 

それは、感受性の高い内向型の人と外向型の人が、数多くいることを考えれば納得がいく。

 

それどころか、ヘヴィ・メタルのロック・ミュージシャンを見ればわかるように、内向型の特徴と外向型の特徴が共存することは、クリエイティブ思考の人によく見られる矛盾の一つなのだ。

 

また、HSP尺度は人格のさまざまな面をとらえている可能性がある。実のところ、ある研究から、HSP尺度は三つの基本的要素に分類できることがわかった。

 

興奮しやすさ、知覚閾の低さ、美的感受性だ。

 

興奮しやすさと知覚閾の低さは否定的な感情や不安傾向に関連するが、美的感受性は幸福感や旺盛な好奇心と正の相関がある。

 

ジョナサン・チークと研究仲間は、興奮しやすさと知覚閾の低さという要素を掘り下げるうちに、HSP尺度には明確な要素が二つあることに気づいた。「気質の敏感さ」と「豊かな内面世界」である。

 

その二つの要素について、自分のレベルに興味があれば、以下の質問に答えてみよう。

P176、177。

 

省略。詳しくはP177〜。

 

中略。

ある研究では、HSP尺度の点数が高い人は、無表情な顔の写真よりも、嬉しそうな顔や悲しそうな顔の写真に強く反応することがわかった。

 

また、同じ嬉しそうな表情や悲しそうな表情でも、見知らぬ人の写真より、配偶者の写真に強く反応した。

 

加えて、彼らの脳は、感受性の低い人の脳に比べて、共感や自己認識に関連する領域の活動が盛んだった。

 

また、感受性の高い人の脳では、島皮質と呼ばれる領域が非常に活発に働いた。

 

島皮質は、自己認識や内省や、意思決定につながる一瞬一瞬の感情のコントロールを担っている。

 

最近の研究では、島皮質の体積が大きいことは、幸福感の強さと関係があるとされ、個人的成長、自己受容、人生の目的、自主性の高まりとのつながりが報告されている。P180。

 

「ランの子ども」と「タンポポの子ども」。

なぜ、人より深く恋に落ちるのだろう?

五つの敏感な性質。

クリエイティブ思考の人は、ドンブロフスキのいう敏感な五つのタイプの少なくとも一つに当てはまる可能性が高い。その五つとは、「精神運動性」、「感覚性」、「想像性」、「知性」、「感情性」だ。

 

精神運動性の敏感さには、過剰な身体的エネルギーや、感情的緊張の表出が含まれる。例えば、早口、止まらないおしゃべり、激しい身体活動、爪を噛んだりむしったりする、鉛筆で机を叩く、仕事中毒、といったことだ。

 

感覚性の敏感さには、触覚(布地や肌の手触り)や嗅覚(香水、食べ物、ガソリン)から生まれる感覚的な喜びや、美的なもの(音楽、色、言葉の響き、文章など)に触れる喜びが含まれる。

 

この性質は、過食、音楽コンサートや美術館に頻繁に通う傾向、高い性的衝動として表れることもある。

 

また、強い臭いやまずい食べ物や、臨床心理学者シェリル・アッカーマンの言う「靴下の縫い目が揃っていない」ことへの強い不快感として表れる場合もある。

 

想像性の敏感さは、想像力が豊かなことや空想の世界に暮らす能力があることを示す。

 

それは鮮明な心的イメージ、豊かな連想、コミュニケーションにおける比喩の多用、詳細な夢や悪夢として表出し、空想小説や詩やおとぎ話、魔術的思考や想像上の友人への興味としても表れる。

 

想像性の敏感さは、未知なるものへの恐れを生むこともある。

中略。

内観や、内省への没頭、知的な難問を解く喜びは、知性の敏感さの示すところとなる。

 

知性の敏感さは、好奇心、真実の探求や理解への欲求、理論や分析を好むこと、概念の統合、批判、多読、鋭い観察、洞察に富む鋭い質問、といった形で表れることがある。

 

しかし、知性の敏感さは、知能指数とはまったく別物だ。知能指数は一般的な認知能力のことだが、知性の敏感さは知的世界への関与を強く好むことなのだ。

 

最後に、感受性の敏感さには、芸術家によく見られる性格や行動が含まれる。強い気分や感情、人との深い関わり、自己や他者への思いやりや責任感は、感情性の敏感さの顕著な特徴であり、 人間の内面を探る文学や音楽やその他の芸術の傑作を生む糧ともなる。

 

感情性の敏感さの表れと見なせるのは、深く意義深い人間関係、強い感情の記憶、他者への共感や思いやり、羞恥、鬱、安全や安定への欲求、新しい環境への適応のしにくさ、批判的な自己評価、赤面、手の平の発汗、動悸などだ。P185〜187。

 

「偽りの自分」と決別し、美しく生きる。

 

第9章。 逆境。辛い体験で成長する。

 

苦しい体験に意味を見出す。

天才たちは、早くに親を亡くしている?

逆境でこそ人は成長する。

「不運な出来事はきわめて強力なので、そんなことが起きなければ考えるはずのなかった問いについて、考えざるを得なくなるのです」。P201。

トラウマによって成長する。

「苦しいこと」がクリエイティブ思考のカギになる。

すでに見てきたように、クリエイティブな人、特に芸術家は、その人生で苦難(例えば、幼くして親と死別する、情緒不安定、社会による拒絶、身体の病気など)を経験している割合が、一般の人より高い。

 

フォルジャールは、人生の苦闘と創造性の高さが同時に見られるのは偶然ではないかもしれないと思ったーーそして、ある種の人々にとって逆境は、クリエイティブな偉業をなっすためのカギになる、という仮説を立てた。

中略。

「この研究により、逆境を経験することと創造性との間には、相関関係が見られることが明らかになった」と、フォルファールは言う。「経験に強いストレスを感じた人ほど、トラウマ後の成長を経験し、大きく成長したと自覚する人ほど、創造性の変化を報告することが多かった」。

P205、206。

 

きつい出来事を客観視しちえくライティングセラピー。

大病の後に才能を爆発させた画家たち。

幸福感で才能を伸ばすには?

 

第10章。異端。アウトサイダーでいる。

 

リスクをとらずにイノベーションは起こせない。

挑戦者は必ず迫害される。

新しいアイデアが人に嫌われるワケ。

平凡な人ほど「従順な人間」を好む。

独立心の強い人は、アウトサイダーであることを苦にしない。

失敗の数だけイノベーションの確率が上がる。

 サイモントンは天才のクリエイティブ思考について広範な分析を行ない、二つの特徴を明らかにした。

 

第一の特徴は、天才は、さまざまなアイデアやプロジェクトを同時進行するということだ。

 

第二の、そしておそらくよおり重要な特徴は、彼らが途方もない生産性を備えていることだ。

 

クリエイターは創造する。何度も、何度も、何度も。

 

実際、アイデアの「質」とは「量の産物」であることを、サイモントは明らかにしている。

 

イデアを生み出せば生み出すほど(個々のアイデアの質には関係なく)、名作を生み出すチャンスは増えるのだ。P233。

 

失敗は成功への過程にすぎない。

多数派に異をとなえる勇気。

個性的に生きる。

 

まとめ。これからの時代に必要とされる知性とは。

 

本人にも行き先がわからないまま進む。

多重人格のような複雑な心。

天才は「異常」か「健全」か。

バークレーでの研究では、不可思議で興味をそそる矛盾も見つかった。

 

クリエイティブな作家は、精神病の可能性を探るすべてのテストで、上位15%(精神病の可能性が高い)に入っていた。

 

しかし、意外にも「自我の強さ」という精神の健全さを示すテストのスコアもきわめて高かったのだ。

 

「自我の強さ」とは「生理学的に安定していて、健康で、強い現実感、自信、活力があり、倫理的に寛容で、民族的偏見がなく、外交的で自発的で知性的である」ことを特徴とする。

 

つまり、クリエイターたちは、適応力が高く、機知に富んでいながら、「病的」であると診断されたことになる。

 

中略。

クリエイティブ思考の人は、自分のことを普通の人よりも、よく理解していると思われるのだ。

 

彼らは自らの深部にあえて目を向け、暗く混乱した部分からさえも、目を逸らそうとしない。

 

人生のあらゆる側面ーー暗い部分にも明るい部分にも心を開き、関心を寄せている。ゆえに、一般に精神病と結びつけて考えられがちが特質で、高いスコアを出すのかもしれない。

 

だが、この能力ゆえに、彼らはあらゆる角度から自己認識できるようにもなる。

 

クリエイティブ思考の人々は、自分にも世界にも真正面から向き合って、「正常な振る舞い」と「病的な振る舞い」との狭間で、通常あり得ないような統合を成し得ているらしい。

 

このようにさまざまな矛盾の証拠が集まったことから、現在ではクリエイティブ思考は一つの考え方ではなく、いくつかの要素から成る一種のシステムとみなされるようになり、多くの理論が、クリエイティブ思考の多面的な性質を強調している。

P250〜252。

能力はかけ算で伸びていく。

ぼんやりしている脳こそクリエイティブ。

ではこのデフォルト・モード・ネットワークは何をするのだろうか。まず、それが「働かない状況」から見ていこう。

 

この脳内ネットワークは、以下の状況ではほとんど働かない。

 

グループのリーダーとして何かの仕事を遂行している時(人とのつながりを育てるようなリーダーシップの場合は別)

 

物理的な事柄について推論する時(このスケートボードの車輪が360度回転したらどうなるか、など)

 

何かについて、他の人がどこまで知っているかを推測する時(他の人の気持ちや精神状態を推測するのは別)

 

共通点がおわかりだろうか。これらの活動は、心の中ではなく、「外の世界」とつながっている。つまり、大半が実際の生活に関わることなのだ。

 

そして、こうした具体的な思考をしていない時にこそ、デフォルト・モード・ネットワークが働き、クリエイティブ思考が活性化する。そしてそのネットワークは、わたしたちの精神生活のほぼ半分に関わっているのだ。

 

この脳内ネットワークの働きこそが、個々人の独自性をつくり、人生に意義をもたらしている。

 

実のところ、デフォルト・モード・ネットワークの機能は、人間の経験の核を形作っているのだ。

 

その三大要素である「個人的な意味の形成」「心的シミュレーション」「視点の取得」は、研究者が「自己生成認知」と呼ぶものにわたしたちが関わっている時に、しばしば協働する。

 

デフォルト・モード・ネットワークには、前頭葉頭頂葉、側頭葉の多くの領域が関わっており、そのネットワークゆえにわたしたちは、経験から個人的な意味を見出し、過去を思い出し、未来について考え、他者の視点や別のシナリオを想像し、物語を理解し、自己と他者の精神状態や感情について考えることができるのだ。

 

また、近年、この脳内ネットワークが関わっているクリエイティブで社会的なプロセスがいかに重要であるかがわかってきた。

 

そのプロセスは、わたしたちが自己を理解し、経験から意味を見出し、一貫した自意識を確立し、さらには、同情と共感を育むために欠かせない。

 

だとすれば、このネットワークの活動が、最も深く個人的なアイデアだけでなく、最もクリエイティブなアイデアの構築を助けるとしても不思議ではない。

 

もっとも、クリエイティブ思考は、デフォルト・モード・ネットワークだけから生まれるわけではない。

 

それとは別の脳内ネットワーク、「実行注意ネットワーク」も重要な働きをしている。

 

実行注意のプロセスは、わたしたちが行動を入念に計画したり、さまざまな独創的戦術を活用したり、どの戦略をすでに試したかを把握したり、凡庸なアイデアを退けたりするのを助けることで、クリエイティブ思考を支えている。

 

また、そのプロセスは、外界の雑事を締め出すことにより、わたしたちが創造に集中できるようにしている。

 

将来の計画、社会情報の把握、アイデアの評価、プロジェクトの計画と遂行といった、個人的情報を評価しなければならない時にはいつでも、デフォルト・モード・ネットワークと実行注意ネットワークが協働する。

 

わたしたちが新たなアイデアを生み出す時、これらのネットワークは、動機に関わりのある顕著性ネットワーク(重要なことに注意を集中させる)とともに、複雑な協働作業をする。

 

研究者たちは、脳スキャンでこの認知のダンスを見てきた。

 

日常的な物の新しい使い方を考えるテストの被験者から、詩を創作している詩人、曲を即興しているジャズミュージシャンやラッパーまで、クリエイティブ思考をしている人の脳は、このダンスを踊っている。

 

初めのうち、彼らの脳の状態は、フローの状態に似ていた。つまり、作業に完全に没頭しているのだ。

 

この時点では、デフォルト・モード・ネットワークと顕著性ネットワークがかなり活発で、実行注意ネットワークは比較的おとなしい。

 

だが、作品を磨き上げる段階では、実行注意ネットワークが活発になっていく。

 

これらの脳内ネットワークを、大半の人は対立したものとしてとらえがちだが、クリエイティブ思考の人々は、それらを活発化したり非活発化したりして、柔軟に働かせるのがうまい。

 

そうしながら彼らは、一見矛盾する思考のモードーー認知的思考、感情的思考、意図的思考、自発的思考ーーを巧みに操っていく。

 

つまり神経学レベルで見ても、クリエイティブ思考は複雑なのだ。P256〜259。

 

 

 

知識や従来の考え方から自由になる。

自らの矛盾を受け入れることで成長する。

 

以上、ここまで。

 

付箋を多く貼った本であり、そこそこ内容の濃い本でした。

 

この本は必読本だと思います。

 

ぜひ興味ある方は読んでみてください。 

 

参考・引用文献。

「FUTURE INTELLIGENCE」