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書評・レビュー「人間関係境界線(バウンダリー)の上手な引き方」

どうも、「世の中取扱説明書」です。

 

書評・レビュー「人間関係境界線(バウンダリー)の上手な引き方」というタイトル記事です。

 

 

読者ターゲット。(記事を読んで欲しい人)

この本に興味ある人。

 

ゴール。(この記事を読んで得られること)

この本を買うか、読むかの判断軸がある程度持てる。

 

では書いていきます。

気になった箇所を抜粋します。

 

バウンダリーとは何か?

 

関係性というものをあらためて考えてみた時、それを強化したり、弱めたりする要因は何でしょう?

 

一般的には、

1 会う頻度。

2 交わす言葉。

3 態度(言葉以外のボディランゲージ)

 

の3大ファクターと言えるでしょう。

 

逆に言えば、あらゆる人間関係のバウンダリーを適切に保つヒントも、この3つをコントロールすることにある、ということです。

 

SNSが発達したことで、今では実際には会わないのに言葉を交わす頻度はとても高いというケースも増えました。

 

こうしたコミュニケーションが複雑な時代にあって、「バウンダリー」という言葉を理解することはきわめて重要なのです。

 

ではまず、バウンダリーとは何か? を定義しておくことからはじめましょう。

 

バウンダリー(boundary)=自分と他人との間にある境界線。P12,13。

 

中略。

ポイントは、バウンダリー・オーバーしてくる人は、

1 一見、その子(人)のために見える

2 その善意に身を隠して、自分の欲求を満たそうとしている

ということです。 P20。

 

2 謎めいた雰囲気を醸す。

中略。

会話において多くを語らないというのは、バウンダリーを「自由に保つ」ひとつの方法だと考えています。

 

自分のことについて必要なことは、最小限にいて言う。すべて秘密にするのではなく、今、求められていることは適切に答えるのですが、求められていないことまではいちいち言わないというルールです。

 

こういった構えは、バウンダリーを上手に引いている方々の共通点だと思います。P39。

 

5 「強烈な第二印象」をつくる。

 

第一印象や、すべてをオープンにしない会話、専門的に多弁な態度は、どちらかと言えば、職場などのオフィシャルな場面で多いかもしれません。

 

でも、バウンダリーがもっとも必要な関係とは、家族、あるいは古くからの友人でしょう。

 

「家族なんだからいいじゃない」「昔から仲間なんだからいいじゃない」と、ココロの内面まで踏み込まれがちなのが家族と友人だからです。

 

こうした家族や友人との昔のままの関係性を変えていきたい時は、少し作戦が必要になります。

 

それは強烈な第二印象をつくるという作戦です。友人に対しても、家族に対しても、強烈な第二印象をつくり、それを機会に、これまでのバウンダリーの引き直しをはかるのです。

 

親に対しては、「ああこの子も大人になったんだな」とか「この子も私にはわからない領域があるんだな」と強烈に印象づけ、友人には「昔と違って、自分には把握できない世界を持っているんだな」という第二印象をつくるのです。

 

第二印象のつくり方。

 

どのようにやるかというと、ちょっとケンカをしてみるのです。あ、誤解のないように言いますと、ちょっとした緊張感や対立を起こすのです。縁を切るほどの対立は必要ありません。P46、47。

 

こんなタイプにどう対応すればいい?

 

中略。

これは、シャクターの情動ニ要因理論と呼ばれる実験ですが、あなたの感情は、環境や周囲の人間関係によって影響を受けます。

 

つまりバウンダリーを引いていないと、相手の感情が、じわじわとこちらの感情として感染してくるということです。

 

自分の感情は、必ずしも自分の中から生じるものばかりではありません。本来は、相手のイライラや不安だったものが、バウンダリーがあいまいなために、自分の感情になってしまうのです。

 

この章では、代表的な困ったタイプの人への心理考察と、その人たちからの、感情感染を防ぐ対応の仕方をご紹介していきましょう。

 

押しつけがましい人、愚痴ばかり言う人、嫌味な人、上から目線で話す人、はり合ってくる人、悲観的で心配ばかりしている人、イライラを伝染させる人への対応を挙げていきます。P97。

 

マイ バウンダリー・ルールをつくろう。

 

人間関係において不満のもととなるのは、「やらされている」「つき合わされている」といった、納得感の伴わない行動です。

 

バウンダリーを引かないでいれば、あなたの生活はじわじわとこうしたストレスに染められていきます。

 

そして、それはいずれ「誰かのせい」ということになり、1日の多くを「誰かのせい」にして生きていくことになります。

 

まず、あなたのもやもやを視覚化していきましょう。そこから自分が受け入れられること、そうでないことを炙り出していきます。それによって、バウンダリーを引く際のマイ・ルールがつくられていくはずです。P162。

 

あなたにとっての時間の優先順位は?

 

1週間は、24時間☓7=168時間。寝る時間もあるし、食事や入浴の時間もあるわけですから、他人に振り分ける時間は実際のところ、100時間を切るわけです。

 

これは、生身で会う時間とは別に、ルールやLINEでのやりとりも含めてです。

 

1週間を100時間として、たとえば毎日2時間、話につき合わないといけない人がいたなら、1週間のうち14時間です。

 

100時間分の14時間と言えば、あなたの1週間のココロの14%がその人で占められているということです。

 

それを望むか望まないか(もちろん恋人や大好きな人で占めるならいいでしょうが)ははっきりさせておいたほうがよいでしょう。

 

あらかじめひとりに対する持ち時間オーバーの設定が頭にあれば、それを逸脱した場合はアラームを自分で鳴らすことができます。P163。

 

最小限の人間関係を考えてみる。

 

その時どきで変わるにしても、今後10年くらいの範囲で、どれぐらいの人数の人とおつき合いをするか。これは、個人差があると思いますし、仕事内容や家庭環境によって、また住む地域によっても、簡単に確定できないと思いますが、人間の脳のサイズという生物学的な範疇で言えば、それは150〜160人が平均なのだそうです。(=ダンバー数

 

すぐに名前と顔が一致して、連絡を取り合ったり、時々食事やパーティに行く関係をテンポラリー(現在進行系)で維持できるのは、人間の能力で言うと、平均150〜160人ということです。

 

これを多いと見るか、少ないと見るか?

中略。P172。

 

濃密な関係の16人は、誰?

 

中略。

あなたの世界が16人で構成されるとしたら、誰を残しますか。「旦那さん」とか「お母さん」じゃなくて、個人名を書き出してください。

 

「今現在、自分の身の回りの人間関係をどんなふうにつくっているのか」を書き出し、自分の目で確認することが大切です。すると、「この人を入れるんだったらあ、この人は...」と自分の「人間関係の境界線」というものが浮き彫りになってきます。

P174。

 

16人をお4つにカテゴライズしてみる。

 

では次です。ここに書かれた16人の名前を、もう一度しっかりと見てください。ここからもっとシビアなワークになっていきます。

 

16人を4タイプ、4つのカテゴリに分けていきましょう。

 

4つのカテゴリというのは、1=その16人の中ですごく心地よい4人、2=次に心地よい4人、3=心地よいかどうかはわからないが生活に必要な4人、そして4=その他、です。

 

心を鬼にして、自己中心的で構いませんので、自分の役に立つかどうか、自分が好きかどうか、心底自分の主観で4つにカテゴライズしてください。重なってもかまいせん。P176。

 

不完全燃焼な関係。

 

中略。

でも、多くの人が人間関係にストレスを感じているのは、「なんで自分ばかりが我慢し、自分ばかり人間性の器を広げなきゃいけないの?」という疑問からです。「相手は何も変わらなくていいの?」という不公平感からです。

 

今ある関係の中でそのストレスをどうにかしようとすると、相手にぶつけるか、自分の中に溜め込むしかありません。この不完全燃焼ストレスはずっとついてまわるでしょう。P184。

 

人間関係のリ・デザイン。

 

しかし幸いにして、私たちは、人間関係において「新陳代謝」ができます。中略。P185。

 

日々のバウンダリー意識は、あなたの自尊感情をはぐくむ。

 

人は、多かれ少なかれ、誰しも承認欲求(=他人から認められたい、必要とされたい、尊敬を得たいという欲求)というものを持っています。

 

他人から褒められてまったくうれしくない人というのはいないですね(恥ずかしがる人はいますが)

 

逆にいうと、こうした承認欲求こそが、バウンダリーを甘くしてしまう要因とも言えます。他人に褒められたくて、認められたくて、ついつい過剰に相手のニーズに合わせてしまう。

 

相手が自分のことをどう思っているのかが気になって、いつしか自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先してしまうようになる...。

 

他人の評価に振り回されず、自分で自分を適正に評価できる人は、バウンダリーを崩しません。

 

自分で自分を満たしてあげられる能力は、それほどに貴重なのです。でも、それができる人は多くはないでしょう。P192、193.

 

全方向に一律のバウンダリーは不可能。

 

P205。図。

 

自分<子供、夫<母、父<兄弟姉妹、親友<職場、ママ友、親戚<社会。

 

以上、ここまで。

 

人間関係の決定版みたいな本です。

 

この距離感をよく知ることは人間関係にとってかなり重要な要素です。

 

人間関係に悩む人は必読本だと思いました。

 

本当にお勧め本だと思います。

 

身内にも配りたいくらい(笑)

 

ではこの辺で。

  

 

参考・引用文献。

「人間関係境界線(バウンダリー)の上手な引き方」