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書評・レビュー「サクッと起業してサクッと売却する」

どうも、「世の中取扱説明書」です。

 

書評・レビュー「サクッと起業してサクッと売却する」というタイトル記事です。

 

 

 

読者ターゲット。(記事を読んで欲しい人)

この本に興味ある人。

 

ゴール。(この記事を読んで得られること)

この本を買うか、読むかの判断軸がある程度持てる。

 

では書いていきます。

はじめに。会社を売るのもトマトを売るのも同じ。

起業はハードルが高い?

世界で最もシンプルなお金の儲け方。

 

第1章。 連続的起業論。

 

29歳までに1億円のキャッシュを手に入れろ。

会社を売ったら「海賊王」

最強の就活は、就職先に会社を売却すること!

「お金」か「時間」か?

起業家などという職業はない。

崇高な理念は後からついてくる。

「連続起業家」という存在。

起業は「強くてニューゲーム」でプレイしろ。

会社売却で「目立つ色の付箋」が貼られる。

会社経営の「おいしい部分」を何度も味わう。

会社を売却すると寿命が延びる?

 

第2章 会社売却で人生の選択肢は無限に増える。

自分の意志で働くということ。

「熱中できることを探せ」のウソ。

水を差すようで申し訳ないが、僕はこの「好きなことを仕事にする」という考え方があまり好きではない。

 

好きなことを見つけて仕事にするのは、もちろん良いことだ。もちろん素晴らしい。これを否定する気はさらさらない。

 

ただ、自分の人生の大部分を賭けてもよいと思えるほど「好き」と言えるものがある人は、この世にどれくらいいるのだろうか。

 

悪いが、僕にはそんなものない。

 

例えば、僕は格闘技が好きだ。試合を見るのも好きだし、実際に体を動かすのも好きだ。おいしいものを食べることだって好きだ。コーヒーも好きだ。

 

だが、人より特別これらのことをうまくこなせるとは思えないし、自分よりもこれらを好きな人は数多くいると思う。

 

だから、これらを仕事にして、自分の一生を賭けようなんて思わない。僕が今の仕事を辞めて、格闘技ジムと飲食店と喫茶店を経営していたら、とっくに潰れている。

 

僕は趣味の延長線上で、現役UFCファイターである中村K太郎についてセコンドに入ることがある。(セコンドらしい働きはたいしてできていないが、試合前の話し相手ぐらいにはなっていると思う)

 

試合会場が海外なら海外にも行く。2017年9月の日本大会もさいたまスーパーアリーナでセコンド入りした。だからといって、これを自分でやってみようとか、自分もプロになりたいとかは思わない。

 

趣味だから楽しいのだ。趣味レベルのものとプロの世界は違う。僕が「格闘技が好きなんですよ」なんて言って本格的なトレーニングをしようと思ったら、これまで許されていたことが許されなくなる。

 

「体が痛いから今日休むわ」なんて許されない。今はお客さんとして通っているからケガをさせられることなんて偶然以外まずない。

 

それがプロを目指すとなれば、投げ飛ばされてケガだってするだろうし、挫折を感じることだって多くなる。稼ぎも減る。それで、まだ格闘技が好きでいられるだろうか?

 

絶対に嫌いになる。遊びだから楽しくできる。仕事だからきちんとできる。そういうことは多い。

 

そもそも、好きなことが得意なことだとは限らない。また、好きなものというのは「後付け」な要素もある。人よりうまくいくから面白くて好きになるのだ。

 

少年が、ある日突然サッカーが好きになり、その気持ちをずーっと忘れることなく偉大なサッカー選手に成長するのではないのだ。

 

ふとしたことかサッカーをやってみたらたまたまその子は人よりも少し足が速くてレギュラーに選ばれた。

 

もしかしたら、その子は特別足が速いわけではなく、たまたま4月生まれで同じ学年の子供よりも成長が速いだけだったのかもしれない。

 

しかしレギュラーに選ばれたことがうれしくて、その結果練習も楽しくなり、サッカーが上達した。

 

すると、ふとしたきっかけで上級生のチームに交じって練習させてもらえる機会があった。

 

たまたま上級生メンバーの一人が風邪を引いたとか、ケガをしたとか、そんな理由だったかもしれない。

 

しかし、そのおかげで上級生たちの技術を学び、そのことでますます上達、練習にもさらに熱が入るようになった。

 

しまいには、その少年は自分でサッカー雑誌を読みあさり、サッカーの試合を分析するように成り、国体の選手に選ばれるまでに成長し、プロになった...。

 

そういうのがよくあるストーリーではないのだろうか。

 

これは、もともとその子がサッカーが好きで仕事にしたという単純な話ではない。少しずつ、うまくいくから好きになっていったのだ。

 

ある日突然、「実はこれが好きだったんです。今日から自分はこれを仕事にしていきます」なんてことにはならない。うまくいくことじゃないと、人はなかなか好きになんてならない。

 

「好き」という感情は意外と弱い。「好き」だけでは、その後おとずれる様々な試験に太刀打ちできないのだ。

 

好きだからという理由よりも、幼少期に親に無理やりやらされたからおちうパターンのほうた、圧倒的に習熟度が高かったりする。

 

やらないと晩飯抜きになるから、親に叩かられるからとか、そういう方がプロとして生きていく術が身に付きやすいというのは、良し悪しの問題ではなく、事実だ。

 

そんななかで人よりもうまくできるようになっていき、だんだんと好きという感情も芽生えてくるのだ。

 

楽しいことだけ経験して好きになっても、プロとしてやっていけるわけがない。「好きを仕事にする」なんて、自己肯定バイアスのたまものだ。

 

そもそも、運命の仕事とか、運命の相手なんていうのもおかしな考え方だ。60億人いる人間の中からたまたまベストの相手が見つかった。

 

53万以上ある仕事の中から最も自分に適している職業が見つかった。こんなことは確率論上、起こり得ない。

 

自己肯定バイアスをかけて、自分にはベストな選択肢が見つかった。自分はベストの人生を送れていると思い込んでいるだけだ。

 

そんな人たちを見て、「自分も運命の仕事を探そう」「何か自分が熱中できることが見つかればいいなぁ」なんて思ってさまよっていても、それこそ時間の無駄だ。

 

まず動く。そして、小さくてもよいから成功体験を積むのだ。それを繰り返し行い、たまに時間をとって、ふと俯瞰的に見つめなおすのだ。

 

「ふと」というのは1ヵ月とか2ヵ月のことではない。少なくとも1年、体感的には3年とか5年おきの話だ。

 

熱中できることが見つかったからガムシャラに動けるのではない。ガムシャラに動いていたら、そのうち自己肯定バイアスがかかり、熱中できるのだ。P70〜75。

 

人生に「踊り場」を作る。

会社を売って旅に出よう。

適切なインターバルが人生を濃くする。

ジュエリーデザイナーから投資銀行家に転身した僕の妻の売却体験。

人生は「変える」のではない、「買える」のだ。

本を読むことと行動することは違う。

中学生起業家が総額10億円の調達を目指すプロジェクト開始!

 

Pediaをニュースメディアとして見ていただいている方は結構多い。しかし、せっかくだから一歩踏み込んだサービスを展開してみようと僕は思った。

 

pediaで取り上げられているニュースをより深く理解し、しかもニュースに出てきた起業家やベンチャーキャピタルと実際に触れ合うことができる場を作ろうと思ったのだ。

 

それが「pedia venture program」というオンラインサロンである。(2018年2月1日より開始)

 

オンラインサロンの値段は月額1万円だ。これを高いと思うか、安いと思うかはあなたの自由だ。ただ学生にはこの金額が高いのはわかっている。わかっているから、こんなことをやる。

 

小中学生につき無料。P98。

 

学生起業家の最大の障害は「親」。

意外と多い、知られざる「連続起業家」たち。

 

第3章。 起業のFAQ。

 

起業家のプライバシー問題。

Q 起業家になったら叩かれるって本当ですか?

 

金を返せるかの心配より、金を借りられるかの心配。

Q 借金で周りに迷惑がかからないでしょうか?

 

ダークサイドシリアルアントレプレナー

Q 起業に失敗したら就職が難しくなりませんか?

今、就職市場には過去に経営者をやっていましたという人の再就職案件が多いように思う。

 

僕はこの1年間でおそらく150人以上は面接をしたが、20%程度は起業経験者だった。

 

しかし、僕はこれらの人たちを誰一人として採用しなかった。なぜか。

 

これらの人たちの中に、自分が経営者をやっていた時よりも安い給与を希望してきた人は1人もいなかったからだ。

 

起業に失敗した時に、せこい考えで自分の給与は保ったまま(下手したら増やして)雇われの安全な世界に逃げ込もうとする人は後を絶たない。

 

仮に、あなたが起業に失敗してどこかに就職しようとするのなら、こういう卑屈な考えは捨てたほうが良い。

 

面接の時にいかに自分が成功間近だったかを説明しても、就職活動に来ている時点で、うまくいかなかったことくらい経営者には一目でわかってしまうのだ。

 

起業して、失敗して就職することが悪いと言っているのではない。就職してやり直すのなら、変なプライドは捨て、思い切って給料を下げて一からやり直そう。

 

その方が結果として近道だ。P130,131.

 

Q 「良からぬ世界」に巻き込まれるリスクはありませんか?

 

起業の人間関係のもつれは多い。僕自身、人間関係を構築いていくのがうまくないので、こうしたらよいなどというアドバイスはとくにできないが、2つ思っていることがある。

 

1つは、人間の代わりはいくらでもいるということ。従業員の代わりはいる。どんなに優秀な従業員だとしても、同程度の能力の従業員はゴロゴロいる。

 

同じ条件の取引先だってごまんとある。すぐみんな、あいつの代わりはなかなか探せないとか、この業者がこの業界では一番とか、あの人に目をつけられたらこの業界ではやっていけないなんて言うが、こんなのは僕に言わせれば思考停止以外の何物でもない。

 

人間関係が面倒なら、さっさと代わりを探すにつきる。そこで悩んで思考停止してしまうこと自体、時間の無駄だ。

 

2つ目は、人間関係のトラブルの99%は時間が解決してくれる、ということだ。商取引や借金などの時効は法的にはだいたい5年程度で設定されているものが多いが、人間関係の9割は3年もたてば解消される。

 

何か人間関係のトラブルが起こったら、3年くらい放っておけばよい(ちなみに、資本政策のトラブルは放っておくとタチが悪くなるから注意)。

 

とにかく、面倒な人間関係は切って切って切りまくればよい。良からぬコミュニティに入ってしまい、しがらみから抜け出したかったら、とにかく関係を切ればよいだけなのだから、心配する必要などない。

 

極端な話、スマートフォンを捨てて、SNSのアカウントを全て解除して、どこか遠くに引っ越して、その地で心機一転、起業すればよいのだ。

P134、135。

 

Q 「真のダークサイドシリアルアントレプレナー」とは何ですか?

 

「10億あれば一生安泰」の嘘。

Q 「10億あれば一生安泰」って話を聞きました。10億円あれば一生遊んで暮らせますか?

 

Q 仮想通貨で10億円を手にしたという話をよく聞きます。

起業よりも仮想通貨の方が儲かるのではないですか?

 

Q 親が10億円持っているのですが、それでも自分は起業すべきでしょうか?

 

僕がプライベートバンクを解約した理由。

Q 会社はいくらで売るのを目標にすればよいですか?

 

税金対策は必要か。

Q 資産管理会社は作ったほうがいいですか?

 

M&AIPOを天秤にかける。

Q M&AではなくIPOでエグジットを目指すのはどうでしょうか?

もっとわかりやすく言えば、会社を売って旅に出たい人はM&Aの「売り手側」に、IPOをして会社を成長させたい人はM&Aの「買い手側」に回ることになる。

 

このように、M&AIPOではベクトルが真逆だ。

 

IPOをした後も、ある意味では世界旅行が待っている。ロードショーという名の「機関投資家巡り」だ。機関投資家たちに事業内容を説明するために、大手町やヨーロッパを細かいスケジュールでぐるぐる回る予定が詰まってくる。

 

もし、あなたが起業した会社をどこにも負けないくらいに成長させようと思ったときは、IPOを積極的に検討すればよいと思う。P157、158。

 

Q そうは言っても、IPOのほうがM&Aよりも大金が手に入るのではないですか?

 

TIGALA創業物語

Q なぜ、正田さんは新たなベンチャーをやり始めたのですか?

 

第4章。 起業の本質はコミュニケーション戦略

 

起業のアイデアはコピペでよい。

起業初心者に「ニッチで尖った戦略」は作れない。

帝国データバンク」を本のように読む。

では、どう真似すればいいか?

 

まずは身近なサービス、身近で儲かっている会社を探してみよう。探し方にもコツがある。

 

上場企業の「有価証券報告書」や、それらをインターネットで閲覧できる金融庁の「EDINET」がある。海外事例を知りたければ、世界中のベンチャー企業の情報がストックされているデータベース「クランチベース」など、いろんなツールがあるからどんどん活用すべきだ。

 

僕は昔、「帝国データバンク」を本のように読んでビジネスのネタを探していた。P176。

「完全コピペ」で成功したドイツの企業。

事業計画は必ず言語化しろ。

短期間で作り、見直しに時間をかける。

優れた起業家は「ピボット」をおそれない。

今年失敗しても来年成功したら「成功者」。

起業した瞬間から2つのゲームが始まっている。

お金には2種類の色がある。

高値で資金調達するリスク。

経営に必要な知識をどうやって身につけるか。

起業家にはファイナンス周りの勉強が欠かせない。起業したら、まずはファイナンスの知識をつけることをおすすめする。

 

もっと言えば、起業家の必須科目は、ファイナンス、会計、法務、税務だ。

 

これらがわからないと、ルールをわからずにゲームをプレイするに等しい。

 

起業家は自分に必要な知識を、自分で都度考えて身につけ続けなければならない。

 

しかも、単に知識を頭に入れるだけでなく、これらを実地の経営に落とし込んでいかなければならない。これはもう、学んで試す、失敗しては軌道修正する、を繰り返すことでしか身につけることはできない。

 

もちろん、専門知識をもつ社員や、外注先となる専門家の力を借りながら打開していくことはできるが、自分に一定の知識が存在しないと、誰にどのようなことを頼めばよいかすらわからない。

 

また、こうしたわからないことがある局面で、どれだけ知識やノウハウを吸収するか、意識的になるかならないかで、その後の起業家としてのあなたの伸び代は大きく変わってくる。

 

「わからない」をわからないままで済ませていてはならないのだ。

 

勉強の方法としては、本を読むとか、セミナーを受けるとか、いろいろな手段があるだろうが、僕がおすすめするのは、自分の会社の外注先に教えてもらうことだ。

 

どうせお金を払っているのだから、身近にいる専門家を使いこなせばよい。P198、199.

会社はあなたが自分で作り上げる芸術作品である。

尊敬する人のところに飛び込んでも本当に助けてくれる人はいない。

そのうち「誰かしら」やってくる。

起業で成功するコツは「バブル」を作り出すこと。

仕事を断るのも仕事のうち。

「最強の会社」を作る必要などない。

僕の15年間最大の失敗は「SNS戦略」を軽視したこと。

 

第5章。 会社を高値で売却する方法論。

 

会社は「売るか」「つぶれるか」しかない。

「会社を売って旅に出たい」と従業員に言うべきか。

会社の「売り時」とは。

超合法的なインサイダー取引を実行せよ!

自分の成長曲線が会社の成長曲線を超えた時。

「王冠」」から「宝石」を取り外した、僕の最初の売却体験。

売れない会社の価値はゼロ。

法務の落とし穴。

会計の落とし穴。

取引してはいけない相手がいることを知る。

会社経営とはM&Aをすること。

M&Aは社会悪か?

 

終わりに。人生の一番大きな問題を解決するのはお金。

以上、ここまで。

 

著者の本は他にも「ファイナンスこそが最強の意思決定術である」「ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい」を読んでおり、今回の本が3冊目でした。

 

書評記事も1冊書いています。

yononakatorisetu.hatenablog.com

 

3冊とも質が高い本で満足しています。

 

ぜひ一読をお勧めします。 

 

 

参考・引用文献。

「サクッと起業してサクッと売却する」